[遊びと責任]
「いい事思いついた!」
→取り敢えずやってみる
→失敗する
→検証する
子どもは、そんな事を遊びの中で繰り返すから、自分の人生を丸ごと引き受けるようになってゆく。
これが、いわゆる"自己責任"の成り立ちかと思う。
ここで、責任"responsibility"の語源が、response+ablityである事を思い出す。
日本ではハラキリだとか自業自得だとかの意味合いが強いが、英語圏でいうところの責任とはつまり、自分の言動について問われた時に、答える力そのものを指している。
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自分の「やってみたい!」で始まった行為が、失敗しようが成功しようが、「それが自分の自由によるものであるという認識」が、責任だ。
この認識を、子どもはのびのび遊ぶ事で、自分の体験を咀嚼しながら深める事ができる。それが後遺症とか死に至りさえしなければ、大概の事は許される。それが子どもの特権であり、それこそが子どもが遊ぶ、という事だ。